サラリーマンの出張と同じように、建設業の職人にも普段と違う現場に出張に行くことがあります。
日帰りの出張もありますが、現場や工事によっては数ヶ月から数年の出張もあるのが職人の出張です。
出張でしか経験できないことや出張手当など、出張には普段の業務とは異なることがたくさんあります。
この記事では建設業の職人の出張について、メリットやデメリットをお伝えします。
建設業の出張とは
建設業の出張とは、普段の勤務地とは別の現場に中長期期間滞在しながら工事を請け負うことをいいます。
基本は現場単位での仕事になりますので、一度現場が決まれば工事が完了するまでそこに常駐することになります。
オリンピックや万博などの国の事業に関わる工事や、被災地での復旧工事のために出張などがあります。
一方で、現場の管理職になると、確認のための日帰りの出張もあります。
建設業の出張のメリット
建設業の出張のメリットをいくつかまとめました。
いつともは違う現場を経験することができる
出張で自分が経験したことのない現場で仕事ができることは、スキルアップにも繋がります。
その地域での仕事の仕方や、コミュニケーションの取り方など、たくさんのことを学べるでしょう。
また、出張によってはスケジュールがかなりタイトな場合があります。
忙しく慣れない環境で仕事をこなすことで、その後の地震に繋がると前向きに捉える人もいます。
会社のお金で行ったことのない場所へ行ける
今までの人生で行ったことのない場所へ会社にいくことができるというのは、出張のメリットと考えることができます。
会社によっては海外の工事を請け負っていて、海外への出張があるところもあるでしょう。
中長期の出張の場合、休みの日もあるので、その地域ならではのご飯や観光地などに行くこともできます。
新幹線に乗ったり、飛行機に乗ったり、非日常を味わうことができるのも出張のいいところです。
出張手当をもらうことができる
多くの会社が出張手当というものを支給しています。
1日の金額や、まとめて出張費として支給している会社もあるようです。
たくさん稼ぎたい人にとっては、積極的に出張を受け入れるという選択もありますね。
建設業の出張のデメリット
建設業の出張にはデメリットもあります。みていきましょう。
家族との時間が取れなくなる
長期の出張となると、家族との時間が取れなくなってしまいます。
パートナーや子どもと過ごす時間と、仕事をする時間と、バランスを考える必要があります。
自分や家族のライフステージによっては、そもそも出張が難しいということもありますので、よく考えましょう。
出張先によっては長期になることがある
日帰りや1泊2日程度の出張なら、仕事であると同時に旅行のような気分も味わえますよね。
しかし、現場によっては長期の出張となり、年単位になる可能性があります。
その現場でしか経験できないこともありますので、修行だと思って思い切って出張に行くのも一つの選択です。
出張先を選べない
会社からの指令であることから、基本的には出張先を選ぶことができません。
都市部でずっと生活していた人が、田舎の現場に行き、生活に不便を感じたり、逆に都市部の現場で、人混みやビル群にストレスが溜まってしまうこともあります。
出張先を選べないというのもデメリットの一つです。
出張の際に役立つ便利アイテム
出張の際に役立つアイテムを紹介します。
圧縮ポーチ
職人にとって作業着はとても大切な商売道具のひとつです。ポケットの場所や動きやすさなど、いつもと違う作業着だけで、作業効率が落ちる人もいるでしょう。
そんな作業着はかさばってしまいがちですが、圧縮ポーチに衣類を入れることで、コンパクトに持ち運びをすることができます。
小銭入れ
プライベートでは長財布や折りたたみの財布を使っていても、現場にその財布を持っていくのはかさばってしまいますよね。
小さな小銭入れを胸ポケットなどに入れておくだけで、作業もできます。
最近ではスマホの電子決済が使えるお店が増えましたが、地方の現場ではいまだに現金しか扱っていない商店などもあります。
ちょっとした飲み物を購入するのに困らない程度のお金が入れられる小銭入れを一つ持っていると便利です。
吸水タオル
職人の仕事は危険が多いため、夏でも長袖長ズボンを着用しなければなりません。
暑い現場では必ず汗をかきます。
そのようなときに吸水性の高いタオルを持っておくと便利です。
現場だけでなく、宿泊先や移動中などにも役に立つことがあるので、タオルはたくさん準備しておきましょう。
まとめ
建設業の職人の出張について、メリットやデメリットをお伝えしました。
普段と違った環境で仕事をすることで、諸君としてスキルアップをすることができるでしょう。
私たち東宝プラントは、鳶工事は千葉県内、板金工事は日本全国対応しており、もちろん出張手当も支給しています。
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