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保温板金工事の保温工事について詳しく解説!

保温板金工事のなかに保温工事という工事があります。

保温工事は、冷暖房設備や動力設備などの機械や配管に対して、目的に合った保温・保冷をする工事です。

この記事ではその保温工事の流れや必要な資格などをお伝えします。

保温工事とはどんな仕事

保温工事とは、建物に取り付けられている冷暖房設備や熱搬送設備などの機器、配管などの熱の放散を防ぐために、保温保冷材を加工して囲うことで精密な設備を保護する工事のことです。

建物を作る過程で欠かせない工事のうちのひとつです。

空調設備や衛生設備などのダクトや配管に適切な保温工事をすることで、温度を保ち、結露や凍結などの問題を防ぐ効果を持たせます。

この熱絶縁工事をおこなう職人を「熱絶縁工」や「断熱工」と呼んでいます。

昔から、熱絶縁工事の仕事は長年の積み重ねによる職人仕事であり、今日でも職人の手によって熱絶縁工事がおこなわれています。

機器のもつ本来のエネルギーを正しく伝えることで、無駄なコストをカットし、省エネ効果にも貢献し、地球温暖化対策のためにも必要な工事です。

保温工事で使われる材料

それで保温工事で使われる材料についてそれぞれの特徴や用途を説明していきます。

グラスウール

グラスウールは繊維系の保温材の一種です。

ガラス繊維で出来た綿状の素材で、保温性、断熱性、吸音性が高い素材になります。

それでいて低コストという利点があるため、よく使われている材料です。

ロックウール

断熱材の一つに、ロックウールというものがあります。

ロックウールは鉱物から作られた人工繊維物です。

その作り方はわたあめと同じようなやり方で、材料となる鉱物を熱し、溶かして遠心力で飛ばしつつ固めるやり方となります。

ロックウールは繊維自体にたくさんの空気を取り込んでいるため、断熱性と保湿性が高いのが特徴です。

それに加えて吸音性能も高く、低周波から高周波まで幅広い音域を吸音できます。

そのため、住宅だけでなく空港や工業地帯などで使われることもある材料です。

ポリスチレンフォーム

ポリスチレンフォームは発泡プラスチック系の保温材の一種。

繊維系の保温材よりは高価ですが、発砲プラスチック系の中では最も安く入手できるのが特徴です。

ポリスチレンフォームは、いわゆる発泡スチロールで、発泡スチロールを配管に合わせて形成して保温材として用いています。

繊維系と異なり水を吸わないため、湿気に強いのが特徴で、冷温水配管などの結露の危険性が高い配管においてはグラスウールやロックウールではなくポリスチレンフォームが利用されます。

ポリエチレンフォーム

ポリエチレンフォームは、発砲プラスチック系の保温材の一種。

独立気泡の発泡体で、目の細かいスポンジのような材質の保温材です。

主に縦方向の合わせ目に貼合用の両面粘着テープを取付けたワンタッチパイプカバーなどの簡易保温材として利用されます。

発泡プラスチック系のため熱に弱いですが、ポリスチレンフォームと同様、湿気に強いのが特徴です。

保温工事の施工手順について解説

本工事の施工手順についてお伝えします。

依頼を受けたら最初にすることは現場下見です。

図面や数量表を参考にしながら、仕様や施工範囲、納期の確認をします。

確認が取れたら、材料や作業員の手配に取り掛かります。

材料によっては納期がかかるものもあるので、ここで現場乗り込みの日に合わせて発注をするのです。

そして現場乗り込み当日、保温工事の加工がおこなわれます。

お客様に確認してもらい、保温工事は終了です。

これが保温工事の大まかな流れとなります。

保温工事をするには資格って必要?

保温工事をする際に必要になる資格が熱絶縁施工技能士の資格です。

熱絶縁施工技能士は、熱絶縁処理をほどこす技能を認定する国家資格。

熱絶縁施工技能士は、熱絶縁施工作業をおこなうために必要な技能を証明できる資格なのです。

大規模な工事現場になると、熱絶縁施工技能士の有資格者の常駐を義務付けていることもあります。

試験は学科と実技があり、2つの区分、「保温保冷工事作業」か「吹付け硬質ウレタンフォーム断熱工事作業」からどちらかを選択します。

1級と2級のレベルがあり、基本的にどちらも実務経験が必要なため、まずは受験資格の基準を満たすために、一定の実務経験を踏んだ上で受験する必要があります。

また、有資格者は専任技術者になれるという大きな利点があります。

専任技術者は建設会社にとって重要な存在ですから、熱断熱施工の技能としての評価に加えて、建設会社で高い評価を得られる可能性があります。

まとめ

今回は保温板金工事の「保温工事」についてどういった仕事なのか詳しく説明していきました。

建設工事のさまざまな場面で活躍する保温板金工事はとても需要がありやりがいの感じる仕事です。

私たち東宝プラントは千葉県市原市にあり、おもにプラント内で板金工事をおこなっており、共に働く仲間を募集しています。

当社では従業員の資格取得をサポートしておりますので、板金工事を始めたい、資格を取って収入を上げたいという方はまずはお気軽にお問い合わせください!