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板金工事で関係する資格!それぞれ詳しく解説

板金を加工している風景

建築業で働くとなると、各工事により様々な資格やスキルが必要になります。

その中での板金工事はどのような資格があるのでしょうか。資格があることで仕事の幅が広がったり、信頼にも繋がるメリットがあります。この記事では板金工事にどのような資格があるのか、またどのようなスキルが求められるのかを説明していきます。

板金工事とはどういった仕事?

板金工事はとは、金属板を加工して屋根や外壁などの工事を施工する建築職種のことをいいます。

その中でも特に多いのが住宅ですが、プラント(工場)などの大きな建物を施工することもあったりと、高いところでの作業になります。

屋根や外壁は建物内に雨が浸入するのを防ぐためのものなので、そのまま仕上げという形になるので板金工事の役割は建築工事の中でも重要なポジションです。

板金工事の仕事につくには特別な資格や学歴は不要ですが、高いところの作業が多いため高所恐怖症の方には働くのは難しいです。

また資格は不要と話しましたが、持っていると優遇されることが多いので習得するといいでしょう。

板金工事に関係する資格

板金工事に関係する資格で代表的なのが4つあります。それぞれ見ていきましょう。

①建築板金技能士(国家資格)

建築板金技能士は厚生労働省が任的している国家資格です。建物の屋根や外壁、ダクトや雨樋を作るためにはどのようなことに気をつけて作業をしなければならないかと学ぶことができます。

高い技術と幅広い知識をもっている方とみなされる資格です。

建築板金技能士は1級・2級・3級とあり、

3級は「基本的な知識や安全の知識を学ぶ」、

2級は「屋根やダクトなどの実際の作り方、図面の読み方などの専門的な内容」、

1級は「さらに専門的な上級者向けの知識と技能、見積もりなどの計画を立てる知識が問われる」このような内容になっています。

建築板金技能士の資格を持っていると高いスキルを保持しているアピールと信頼に繋がります。

②アーク溶接作業主任者特別教育

アーク溶接作業者は厳密には国家資格ではありません。そのためアーク溶接作業にたずさわるときには資格ではなく「アーク溶接等特別教育」という特別教育の終了証が必要になります。

その終了証を取得するためには「アーク溶接等の業務に係る特別教育」を受講しなくてはなりません。

講習内容は必要知識と労働安全衛生法をはじめとする関係法令を学ぶ「学科」とアーク溶接装置の取扱いおよびアーク溶接などの作業の方法を学ぶ「実技」があります。

③玉掛け技能講習

玉掛けは工場や建築現場などで重い荷物をクレーンで持ち上げるときに、フックに荷物を掛けたり外したりする作業のことを言い、この作業をするために必ず資格が必要になります。

非常に重い荷物を扱うので危険が伴います。そのために資格が必要になり、資格の取得には決められた講習を受けなければなりません。

受講資格は特になく18歳以上の方であればどなたでも受けることができます。

④高所作業車運転技能講習

高所作業車を運転するには資格が必要です。資格を取るには高所作業者運転技能講習または高所作業車運転特別教育を修了しなければなりません。

この講習は18歳以上であればどなたでも受けることができます。

資格を取るメリット

板金工事の仕事で資格を取ることもメリットは、資格を持っていることで知識も増えますし信頼度が上がります。

また仕事の幅も広がるので、資格を持っていない方と比べて資格を取得することで給料にも大きく反映されます。

任されることやできることが増えるのでやりがいを感じることもできるのでメリットの1つです。板金工事の仕事を長く続けるためにはまず自分が取れる資格から計画を立てて取得していくことで今後の信頼と給料アップに繋がります。

板金工事に求められるスキル

板金工事の仕事で求められるスキルはまずコミュニケーション能力です。

建築現場に関わる職人は板金工事の方以外にももちろんいますし、他の職人の方との交流もあります。

交流を深めていくことで次の仕事に繋げることができる可能性もあります。視野も広がるので自分自身のモチベーションを上げることもできます。

建築業全般的に言えることですが、丁寧に仕事ができる方は適正であるといえます。危険が隣り合わせの職場なので周りを見ることができることも大事です。

そして板金工事は基本的に外仕事になるので、季節関係なく外で作業をします。

そのため夏は直射日光で暑い中で作業して、冬は冷たい風の中仕事をしなければなりません。ですので暑さや寒さに強い方は板金工事の仕事に向いているといえます。

また、建築物によって変わる多種多様な屋根や外壁の雨の侵入を防がなければいけないので、金属板をきれいに仕上げなければなりません。

職人の手作業でおこなう作業なので、特殊な技術が求められます。

複雑な建物になると入り組んでいる場合が多くあり、きれいに作業するためには手先が器用であることが重要です。

もとから細かい作業が得意な方は板金工事の仕事でとても重宝されます。

まとめ

今回は板金工事で持っていると良い資格にはどのような種類があるのか、その資格の取得方法や、どのような場面で活躍するのか詳しく説明していきました。

建設工事ではさまざまな作業に伴うさまざまな資格があり、持っていることで特別な作業ができたり、仕事の幅が広がるので結果的に自身の収入を上げることことにもつながるので興味がある人は取得を目指しても良いかもしれません。

私たち東宝プラントは千葉県市原市にあり、おもにプラント内で板金工事をおこなっています。

当社では従業員の資格取得をサポートしておりますので、板金工事を始めたい、資格を取って収入を上げたいという方はまずはお気軽にお問い合わせください!