これから板金工事の仕事を始めたいが、そもそも板金工事とはなんなのか、どんなところで働くのかを説明していきます。
特徴を知っておくことでスムーズに仕事に取り組むことができるので、この記事では板金工事の仕事内容や特徴、メリットを解説します。
板金工事とは?
板金工事は金属薄版などを加工して工作物に取り付けたり、工作物に金属製などの付属物を取り付けたりする工事のことを言います。
業種として金属建材の工事を担う仕事になります。例えばな屋根の工事の一部や外壁の水切り、ダクトなど板金を使用する工事全般が仕事内容です。
また特徴としては板金工事は専門工事に分類されるため、工事をする前に必ず建築業許可を取得しなければなりません。
板金工事職人の働く場所
板金工事はどのような場所で仕事をするのかを解説していきます。
建物の中で板金職人の仕事が最も多いのは、住宅工事や小規模店舗を中心とする木造建築物に対しての施工、プラント工事などがあります。
またどのような場面で仕事をするのか、板金工事は建築物の内外装としていた金を張り付ける仕事のことです。
建築物の外壁にカラー鉄版を張り付けたり、厨房の天井にステンレス板などを張り付けたりする工事を指します。
板金工事で使用する材料
板金工事で使用する材料の種類について説明していきます。
①ガルバリウム銅板
ガルバリウム銅板とは、銅板の上にアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%の合金層を重ねたものです。
従来の亜鉛100%の銅板(亜鉛銅板)の比べて、耐熱性に優れた素材になります。
耐食性・加工性にも優れていて、特に耐食性については亜鉛鉄板の犠牲防食機能とアルミニウムの長期耐久性をあわせ持ち、酸化雪や酸化雨・海岸地域で活躍をしています。
②亜鉛メッキ銅板
亜鉛メッキ鋼板とは、表面に亜鉛の薄膜を施した鋼板で亜鉛鉄板・トタン板とも呼ばれています。
鋼板を亜鉛で覆うことにより保護膜を作り、サビや変色を防いで耐久性が向上します。
傷やピンホールができた場合にも鉄より先に亜鉛が優先して腐食されることで、鉄の腐食を防ぎ強度が維持される効果をもちます。
亜鉛の付着のさせ方には融解によるものと電気によるものがありますが、一般的に亜鉛メッキ鋼版と言うときは、高温で溶かした亜鉛の中に漬けて付着させた融解亜鉛メッキ鋼板を示します。
③ステンレス
ステンレスとは、鉄中にクロムを12%以上添加した高合金鋼のことをいい、さびにくさを特徴とする金属です。
ステンレスの中に含まれるクロムが空気中の酸素と結合して、その表面に薄い酸化膜を作ることでさびにくさを実現しています。
また熱に強い・加工しやすい・強度があるなどの優れた特徴をもっており、雨風にさらされることの多い建築・土木分野で多用されます。
デザイン性にも優れているため、メンテナンスのしやすさも特徴のひとつと言えます。
板金工事を施工する箇所とは?
板金工事を施工する箇所は主に3つあります。
①屋根工事
既存の屋根の部分修理から屋根全体のリフォームまで、屋根板金のことであれば対応することができます。
軽量が特徴の金属屋根は耐震性向上を目的としたリフォームにもピッタリです。
工事の流れとしては古い板金を剥がし、新しい板金を設置します。まず屋根を剥がしたら掃除をして、強風等で浮き上がったり変形してしまった板金と劣化した貫板を外し、固定されている釘を撤去していきます。
板金を撤去後、屋根材・防水のチェックをして雨水の侵した跡がないかを確認し、溜まっていたごみやほこりも掃除します。
釘がおいている場合は固定し直します。次に板金の下地処理をおこない、傷んでいる場合には補修作業をします。
劣化が見つかれば補強をし、穴があればコーキングでふさぎます。
最後に新しい屋根となる板金や貫板を設置して固定をし、仕上げに板金の結合部分をコーキングし防水処理をして完成です。
②外壁工事
外壁のリフォームにともなう、金属サイディングボードの各種施工をします。
また板金カバー工法という方法があり既存の外壁を解体せずに上に被せていきます。
外壁を解体しないのでその分費用を抑えることができます。
酸性雨や直射日光などに日々さらされている分、劣化のスピードが速い外壁。汚れや傷を放置してしまうと雨水の侵入や建物の腐朽・劣化の原因になってしまい、家の構造に悪影響を及ぼすので小さいトラブルのうちにしっかりとメンテナンスすることが大事です。
外壁の状況や予算に合わせて「張り替え」か「カバー工法」にするか選ぶことができます。
③雨樋工事
雨樋は雨水を適切に排水する大切な存在です。破損や劣化を放置してしまうと、外壁や軒天などに雨水が流れて住まいの劣化を速めてしまいます。劣化すると以下のことがおこる可能性があります。
・木の枯れ葉が雨樋につまる
・風で飛ばされたビニール袋やごみが詰まる
・溜まってしまったごみや土などの重さで雨樋自体が傾いてしまう
・台風や積雪の影響で一時的な過度な負担により外れてしまう
・紫外線や太陽熱の影響で経年劣化する
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